岡山大学は2026年1月期に向け、産学共創活動プログラム「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ(岡大OIチャレンジ)」の共創活動パートナー募集を2026年1月17日に始めました。企業や自治体などが大学と組み、学内マッチング(共創ピッチ)までを一体で進め、新規事業創出(0→1)と既存事業育成(1→10)の両面を狙います。

同プログラムは、まず企業・自治体側の担当者と大学側担当者がユニットを組み、ビジョン形成から着手する設計です。そのうえで学内活動を通じて研究者との対話機会を広げ、研究の種(シーズ)と事業課題(ニーズ)をすり合わせます。一般に大学連携は「大学が提示する研究テーマに企業が合致するかを探す」形になりやすい一方、岡大OIチャレンジでは課題や提案を持ち寄り、秘密保持のもと学内限定・非公開で共創ピッチを行うことで、実装につながる組み合わせを見つける運用を取ります。

運用面では、関東圏向けに東京(千代田区)へ駐在職員を置き、遠隔地の企業なども相談しやすい体制としています。非公表で進めたい案件についても、実施期間中の取り扱いに配慮し、既存実施案件との情報隔離にも留意するとしています。

岡山大学は研究力とイノベーション体制の強化を進めており、2019年にオープンイノベーション機構を設置、2021年にはイノベーションマネジメントコア(IMaC)へ組織改編しました。2023年には文科省関連事業(J-PEAKS)採択を受けた実績もあり、大学の研究資源を社会実装へつなげる仕組みづくりを加速させています。今後は、事業化前段の検討から共同・受託研究などの具体案件へつなげられるかが焦点になりそうです。

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