一般社団法人 起立性調節障害改善協会が小学生〜高校生の子どもを持つ保護者262名に冬季の登校時間の変化を尋ねたところ、「冬は登校時間が遅くなることがある」と答えた家庭は45.5%(ときどき39.8%、よく5.7%)でした。調査は2025年12月14〜16日にインターネットで実施されました。

家を出る時間は、冬以外は「7時半〜8時前」が47.7%で最多で、冬(12〜2月)も同水準の47.3%でした。一方「8時〜8時半前」は冬以外の15.6%から冬は18.3%に増え、出発が8時以降に後ろ倒しになる傾向がみられます。

遅れの理由は「布団からなかなか出られない」が31.3%で最多となり、「家の寒さで動き出しが遅れる」19.2%、「二度寝してしまう」10.3%など、寒さや日照時間の短さと関連する要因が上位に並びました。今後取り入れたい対策は「部屋を暖かくしておく」23.6%、「就寝時間を早める」18.5%が多く、生活リズムと室温など環境面の調整が重視されています。

同協会は、冬は体内リズムが乱れやすく、起立性調節障害(朝に血圧や体温が上がりにくい状態など)の子どもでは「起きたくても体が動かない」ことが起こり得るとして、遅れを怠けと決めつけず体調サインとして受け止める必要があるとしています。今後は、家庭での室温管理や就寝時刻の見直しといった実行しやすい対策が、冬場の登校負担の軽減につながるかが注目されます。

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