二見書房は1月15日、書籍『昭和ラブホへ、20代女子がひとりで巡った205軒』を発売しました。著者のゆななさん(20代)は全国43都道府県で昭和期のラブホテル205軒(2025年11月時点)を1人で取材し、本書ではその中から50軒を写真付きで紹介します。判型はA5、160ページ、価格は本体2,200円+税です。
内容は内装や意匠の違いから施設を「王道系」「ギミック系」「ゴージャス系」「激シブ系」の4系統に分類し、回転・馬車・貝殻など“三大ベッド”も取り上げます。透明なバスタブやスペースシャトル型ベッド、ホテル名入りマッチ、レトロな電マ(20分200円)といった小物も例示し、設備を「残すべき文化」として考察します。
取材面では、入室時に「自殺じゃないですよね?」と声をかけられた体験談、夜行バスで交通費を抑えた移動などを収録。フロント側から見たエアシューター、回転ベッド考案者の秘話、ネオン管の職人技にも触れ、1985年の新風営法施行で業界が変化した背景や、オーナーとの信頼関係の築き方も説明します。巻末には訪問した205軒のリストとコメントを掲載しました。今後は、著者が掲げる「ラブホ博物館」構想など、保存・記録の動きが広がるかが焦点です。
