三浦工業は学校給食向けのドライ真空ポンプ式真空冷却機「CMJ-20QRC」を製品ラインアップに追加し、2026年1月に販売を始めます。最大20kgの食材を約20分で90℃から10℃まで冷却でき、年間40台の販売を目標にします。
同社の真空冷却機「CMJシリーズ」は2002年の発売以来、水封式真空ポンプと蒸気エゼクターを組み合わせた構成で幅広い業種に導入されてきました。今回のCMJ-20QRCは、学校給食現場で求められる省エネ・省力化に焦点を当て、冷却運転に水や蒸気を必要としない「ドライ真空ポンプ+冷凍機(QRC型)」を採用しています。真空冷却は、減圧して水分の沸点を下げ、蒸発熱で食品を短時間に冷やす仕組みです。
衛生面では洗浄ガンを標準搭載し、冷却槽を丸洗いできる設計としました。配管など日常洗浄が難しい部位の菌繁殖対策として、蒸気による自動蒸気殺菌機能も備えます。省エネ・省力化では、ドライ真空ポンプ単独で食品冷却に必要な真空度まで到達でき、給水温度や蒸気圧力など設備条件の影響を受けにくいとしています。設置面でも給水・排水配管を各1本に集約し、作業負担の軽減を狙います。設備電力は3.1/3.4kW(50/60Hz)で、寸法はW730×D1,080×H1,780mm、重量は400kgです。
また、水道法自己認証に適合し、上水道へ直接接続できる仕様としました。今後は、調理施設の設備更新需要や衛生管理の高度化を背景に、学校給食分野での導入拡大が進むかが焦点になります。
