愛媛県松山市の大谷歯科矯正歯科(医療法人丹心会)は、AI搭載口腔内スキャナー「WEスキャン」を導入し、従来のシリコン印象による歯型取りをデジタル化します。取得精度は単歯7.28μm、全顎14.2μm、全顎スキャンは約3分、噛み合わせ記録は約3秒(いずれも公表値)とされ、患者の不快感ややり直し負担の軽減と治療の精密性向上を狙います。同院は1974年開設で、地域診療を50年以上続けてきました。既に矯正分野では口腔内スキャナー「iTero」を運用しており、矯正相談時の可視化や装置作製、診断用模型などに活用しています。今回、WEスキャンを加えることで、補綴(被せ物・詰め物)や審美、ホワイトニングなど矯正以外の領域でも、高精度で安定的なデータ取得を強化します。ホワイトニングでは歯の色を数値化して前後差を示す用途も想定しています。デジタルスキャンが普及する中、同院は用途別に機器を使い分け、説明の分かりやすさと補綴物の適合性向上につなげる考えです。
