北海道大学発スタートアップのFloatmeal(北海道札幌市)は、NEDOの2025年度事業「NEP 躍進コース3000」に採択され、ウキクサの一種「ウォルフィア」を使った植物性タンパク源の量産技術確立と中規模生産への移行を進めます。あわせて愛知県豊橋市に、研究開発と生産を一体で行う新拠点を開設しました。

同社は北大・森川研究室の約15年の研究を基盤に、スマート温室と独自栽培技術を組み合わせて、成長促進、品質の安定、栄養価向上を同時に狙います。豊橋拠点では研究から試作、生産検証までをまとめ、食品用途を中心に実証・供給フェーズを加速させます。これまで実証を進めてきた北海道安平町に加え、中部でも中規模の生産体制を整えることで、食品メーカーとの共同開発やサンプル提供に対応する方針です。

豊橋市は、農業・食品加工業が集積する地域特性を踏まえ、遊休農地など地域課題の解決や地元加工業の新商品開発への波及に期待を示しました。Floatmealは体制強化に向け、研究開発人材や事業開発(COO候補)などの採用も進めます。今後は生産条件の最適化と品質管理を固め、国内食品企業との協業拡大が焦点になります。

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