特定非営利活動法人日本雪崩ネットワーク(JAN、長野県白馬村)は、雪山の雪崩事故防止に向けた啓発イベント「雪崩啓発デー」を新たに始め、2026年1月31日に白馬、2月21日に中央アルプス千畳敷で実施します。雪崩ビーコン(遭難者の位置を探す無線機)の体験会はいずれも11時~15時で無料です。
JANは雪崩教育や雪崩情報の提供、事故調査などを続けてきましたが、今回は雪山登山者に加え、スキー場で新雪滑走を楽しむ層や経験の浅い登山者にもリスクの「気づき」を広げるのが狙いです。白馬会場では、白馬コルチナスキー場でビーコン体験会を行い、夜はエイブル白馬五竜スキー場エスカルプラザで19時~20時30分に雪崩セミナーを開催します。セミナーでは、スキー場の雪崩管理の実際と「Hakuba Safety Tips」、白馬山域の雪崩事故の実態と傾向を扱います。
千畳敷会場では、初心者の増加や対策装備の所持率が低い状況、カール地形で安全に行動できる場所が限られる点を踏まえ、大規模事故の懸念に対応します。菅の台バスセンターで登山口啓発として資料とアンケートを配布し、ロープウェイ山頂駅出口付近にビーコンチェッカーを設置、ホテル周辺の平坦地で体験会を実施します。取り組みが継続的に参加者層へ浸透するか、今後の実施内容と参加状況が注目されます。
