フラッグシップオーケストラ(東京都港区)は、AIを活用した動画広告制作サービス「ムビラボアド AI」を正式に提供開始しました。動画広告は1本2万円台からで、最短翌営業日の納品に対応し、月100本以上の量産も可能としています。同社はこれまで2万本超の動画広告制作実績があり、そのノウハウをAI基盤に組み込んだといいます。
背景には、SNSや動画プラットフォームの普及で縦型・ショート動画など多様な広告需要が増える一方、クリエイティブは短期間で効果が落ちやすく、CV(成約)やCPA(顧客獲得単価)を維持するために多数のパターンを試す必要がある点があります。従来は撮影やキャスティング、編集に時間と費用がかかり量産が難しいため、同社は2025年8月から既存顧客向けに実証提供を実施してきました。テストの結果、時間・コスト削減に加えCVやCPAなどの数値向上が見られたとして、正式サービス化に踏み切りました。
制作工程では、用途に応じて複数の生成AIを使い分けつつ、最終工程は熟練ディレクターが監修・仕上げを行い品質を担保すると説明しています。発注形態はスポットに加え月額のサブスクプランも用意し、テスト利用から継続的な量産ニーズまでの取り込みを狙います。今後は、広告運用データの蓄積が進むほど制作最適化の幅が広がる可能性があり、低価格・短納期の制作体制がどこまで市場に浸透するかが焦点になりそうです。
