そらいいな(長崎県五島市)は、輸送中に2〜8℃の保冷が必要な医療用医薬品を、ドローンで配送する運用を五島列島で開始しました。多田プラスチック工業と共同開発した専用保冷ボックスを用い、夏場の酷暑環境下でも2〜8℃を3時間超維持できるとしています。配送先は薬局・医療機関で、医薬品卸4社(翔薬、東七、藤村薬品、宮崎温仙堂商店)との契約に基づき運用します。機体は米Ziplineの固定翼ドローンで、主に7経路を使用し、最大片道80kmを約50分で飛行可能です。実装にあたり、長崎県の薬務担当部局や医師・薬剤師、卸と協議し、試験確認を経て「医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン」および「ドローンによる医薬品配送に関するガイドライン」に準拠した手順書を整備しました。同社によると、卸が受注後、約2時間で発注者が受け取れる運用で、船便より迅速化したとしています。今後は配送品目の拡充に加え、国家戦略特区制度を活用し、レベル4飛行による軒先配送の実装とビジネスモデル検証を進める方針です。
