ALL DIFFERENTとラーニングイノベーション総合研究所が2025年10月、中堅社員800人を調査したところ、管理職志向がない層(750人)では、管理職就任を打診されても「承諾する」は8.3%にとどまりました。「検討する」31.9%が最多で、「辞退する」25.1%、「わからない」25.9%、「退職を検討する」8.9%もいました。

調査は10月6~7日にインターネットで実施し、対象は社会人5年目以上15年未満の非管理職です。男女別では、男性が「承諾」11.7%、「検討」35.9%で、女性(承諾6.0%、検討29.4%)より前向きな割合が高い一方、女性は「辞退」28.5%、「わからない」27.4%が目立ちました。

また、業務で成長を感じる機会が「とてもよくある」層では「承諾」「検討」が各34.9%となり、「全くない」層(承諾1.9%、検討11.3%)との差が出ました。部門横断や全社プロジェクト経験が「とてもよくある」層では「承諾」38.9%に達し、経験機会が意思決定に関係する可能性が示されました。役割認識でも、「後輩を育成する」と捉える層は「承諾」19.2%が最も高く、役割が「わからない」層は打診への回答も「わからない」62.5%でした。

今後、管理職候補の裾野を広げるには、成長機会や部門横断経験の設計、上司が期待役割を言語化して伝える運用が、打診時の「検討」層を意思決定へつなげる打ち手になりそうです。

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