就職氷河期世代で借金経験がある男女1,000人を対象にした調査で、借金のきっかけは「低収入・不安定な雇用で生活費が不足した」が41.1%で最も多いことが分かりました。借金に「就職氷河期の影響がある」と答えた人は合計48.8%で、返済状況は「完済した」が53.8%でした。調査は弁護士法人・響(東京都新宿区)が運営する「借金返済の相談所」がまとめました。背景には、バブル崩壊後の雇用環境悪化で正規雇用が狭まり、低収入や不安定就労でキャリアを始めた人が多いとされる事情があります。同メディアは、内閣府調査で「非正規雇用で働く35〜44歳の半数近くが年収200万円未満」とするデータにも触れ、個人の浪費より構造要因が借金につながった可能性を示唆しています。一方で、時代の影響については「全く影響していない」25.7%、「あまり影響していない」25.5%と拮抗し、詐欺やギャンブル、病気など個別要因が背景にあるケースもあるとしています。借金額は「50万円未満」が37.6%で最多で、債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)で解決した人は合計10%でした。今後は、氷河期世代の所得や雇用の安定度が家計の債務負担に与える影響を、追加データとともに継続的に検証することが求められます。

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