新潟県十日町市のリゾートホテル「あてま高原リゾート ベルナティオ」は、役目を終えたランドセルを宿泊客から預かり、公益財団法人ジョイセフを通じて海外の子どもに届ける取り組みの受け付けを、2026年3月1日から4月5日まで行います。活動は8年目で、これまでの寄付は累計867個、2024年は過去最多の230個を預かったとしています。

ランドセルは宿泊時にフロントへ直接持ち込み、ホテルで検品した後、ジョイセフの倉庫へ発送されます。その後、ボランティアが開梱・検品・梱包を行い、横浜港から船便で輸送し、現地到着後は陸路で各地域へ届けます。日本出発から現地到着までの目安は約2カ月で、学校で使い方を説明したうえで子どもに手渡されます。

背景には、教育機会が十分でない地域への支援があります。同プロジェクトが言及する例として、アフガニスタンでは女の子の「約2人に1人しか小学校に通えていない」、若い女性の「およそ6割が読み書きできない」とされます。ランドセルを背負う姿が地域で目に見えることで就学を後押しする狙いがあるほか、配布時に保健衛生情報を載せたカレンダーを同封し、母親への情報提供にもつなげるとしています。

受け付けはホテルへの直接持ち込みのみで、郵送・宅配は不可です。宗教上の理由から豚革製ランドセルは対象外とします。海外輸送費はランドセル1個につき2,500円(非課税)をジョイセフへ寄付する仕組みですが、ホテル側が「所定の個数に達するまで」負担するとしています。2025年からは、宿泊客が作った折り鶴を鉛筆とともにランドセルへ入れて送る取り組みも始めました。今後は受け付け数の増加とともに、現地での配布体制や付随する情報提供の継続が焦点になりそうです。

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