株式会社未来(愛知県名古屋市)は、社員が自発的に立ち上げた部活動「AI部」を通じ、AI時代の企画力向上と人材育成を進めている。AI部は2025年1月に始まり、2026年1月22日時点で、研修や業務とは別枠で知見を持ち寄る学びの場として運営されている。設立は2008年で、資本金は1000万円。

運営は固定カリキュラムを置かず、メンバーが「最近試したこと」や「悩み」を持参して進行する。新しいAIツールのアップデート情報を共有し、部費で試した結果を次回に持ち寄るほか、生成物だけでなく条件・プロンプト・参考画像などの作成プロセスも共有して改善につなげる。うまくいかなかった例も扱い、違和感を起点にプロンプトをブラッシュアップし、業務へ反映させる。

背景には、AI活用が当たり前になる中で「使えるか」ではなく、AIを使って面白い切り口や企画を生み出す力が問われ、個人で最新情報を追う限界があるという課題がある。実例として、チラシのラフ制作でAIを用い、構成整理と仮ビジュアル作成を行った上でデザイナーと共有し、修正の往復を減らして制作から入稿までを短縮し、数日早く届けられたケースがあったという。

今後はAI部を起点に「早く試し、早く確かめ、早く次に進む」進め方を社内へ広げ、判断の質と速さを高める方針だ。変化する顧客ニーズへの対応を継続するため、現場でのAI活用の成果が競争力差につながるという認識を強めている。

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