漫画制作向け3D背景作画ソフト「エイブラー(ABLUR)」を商業連載で活用する作画者・井村なるみが、導入理由と制作工程での使い方を明かした。エイブラーインタビュー企画の第1回として、背景密度の向上と作業時間の短縮につながった点が紹介されている。使用箇所は『後悔するならご勝手に~あなたの選んだ聖女様とどうぞお幸せに~』の27話後半という。

井村は、背景作画、とくにパース(遠近感)や、限られた時間内で背景を「うるさくなりすぎない構図」にまとめる難しさを課題に挙げた。一方で、背景の描き込み量を確保しながら原稿全体の品質とスケジュールを両立する必要があり、手軽にリッチで自然な背景を作れるツールとしてエイブラーが役立つとした。

導入の経緯は、漫画背景の作画方法を調べる中でエイブラーを知り、試したところ短時間で扱えたことが決め手になったという。制作フローは、エイブラーでレンダー(3Dを画像出力)し、CLIP STUDIOに読み込んでラスターレイヤーに変換後、調整してトーン処理を行う。背景をまとめて出力して原稿に埋め込み、調整後にペン入れすることで背景作画の時間を圧縮し、その分を原稿全体に回せたとしている。

今後について井村は、ファンタジー作品に引き続き関わっていきたいとの考えを述べた。インタビュー企画は次回の実施も予告されており、漫画制作現場での3D背景活用の具体例が増えるかが注目される。

【関連リンク/問い合わせ】
https://bit.ly/48RDvXR
https://bit.ly/45hSJD1
https://x.com/ablur_jp
https://note.com/ablur_japan
ablur_jp_biz@acon3d.com

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