ヴァレオとNATIX Networkは2026年1月22日、仏パリと独ハンブルグで、オープンソースのマルチカメラ世界基盤モデル(WFM)構築に向けて提携すると明らかにしました。NATIXが過去7ヶ月で収集したマルチカメラ走行データ10万時間以上(対応するビデオ総量60万時間)を活用します。
世界基盤モデルは、現実世界の動きや物体同士の相互作用を学習し、予測や推論に使える「世界モデル」の土台となるAIです。今回、ヴァレオの生成世界モデリングの知見と、NATIXの分散型360°リアルワールド・データネットワーク由来のデータセットを統合し、モデル・データセット・トレーニングツールをオープンソースで公開する計画です。
技術面では、ヴァレオのオープンソース・フレームワーク「VaViM」「VaVAM」を基に、前方視界中心の入力からマルチカメラ入力へ拡張します。NATIXは265,000人以上のドライバーと総走行距離2億2,000万キロメートルのネットワークを持ち、多様な走行条件のデータを供給します。
マルチカメラ対応の世界モデルにより空間認識を強化し、エッジケース(まれな状況)の学習を通じて、自動運転やロボティクスの安全な導入を加速させる狙いです。オープンソース化によって、地域や走行条件をまたいだ微調整やベンチマーク測定が進むかが焦点になります。
【関連リンク】
公式HP:http://www.valeo.co.jp
詳細URL:NATIX.network
