シンバイオシス・ソリューションズと日本大学医学部は2026年1月26日、日本人の成人気管支喘息(成人BA)患者で腸内細菌叢の異常(ディスバイオシス)を確認し、関連する細菌分類群に性差があることを共同研究で明らかにしたとした。国際学術誌「Biomedicines」に2026年1月8日付で掲載されています。

研究は20~70代の成人BA群138人(男性48人、女性90人)と対照群180人(男性60人、女性120人)を対象に、便由来の腸内細菌叢を次世代シーケンサーで16S rRNA遺伝子配列解析し、男女別に比較しました。β多様性はBray–Curtis指数に基づくNMDSで可視化し、PERMANOVAで差を検定しています。

その結果、患者群と対照群で腸内細菌叢の構成差が示され、属レベルの分類群にも差がみられました。女性では差がみられた19分類群のうち8分類群で統計学的に有意な違い(ウィルコクソンの順位和検定 p<0.05)が確認されたとしています。

気管支喘息は世界で約3億人が罹患し、日本の有病率は小児約7%、成人約4%で、2020年の患者調査では推計約91万8,000人とされています。共同研究チームは、性差や個人の腸内細菌叢プロファイルを踏まえた食事療法、プレバイオティクス、プロバイオティクスなどの介入が、成人BAの治療・予防の新たな選択肢になる可能性があるとし、今後の検証が焦点になります。

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原論文(MDPI):https://www.mdpi.com/2227-9059/14/1/125
DOI:10.3390/biomedicines14010125
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