大阪府吹田市のパワーレーザーは1月28日、JAXAの宇宙戦略基金事業(第二期)「空間自在利用の実現に向けた技術」で、「(B)軌道上物体除去技術の開発」と「(C)宇宙状況把握技術の開発」の実施機関に採択されました。会社は2024年設立、資本金は3億290万円です。

背景には、宇宙開発利用の拡大で軌道上が混雑し、スペースデブリ(宇宙ごみ)による脅威が増していることがあります。とくに小型デブリは把握や対処が難しく、受動的な回避だけでは限界があるとされています。

同社は地上から高出力レーザーを用い、精密観測から照射制御までを一体化した次世代デブリ対処システムの実用化を目指します。(C)ではレーザー照明・追尾、超高分解能観測、AIによる軌道予測を連携し、微小デブリの軌道を高精度に推定する地上監視基盤を構築します。大阪大学レーザー科学研究所、レーザー技術総合研究所とも協力します。

(B)では高繰り返しレーザー技術やレーザー高度化に加え、シミュレーションと模擬実験結果を統合したAI適応型の予測制御で照射制御システムのモデル構築を進めます。なお、課題の詳細は契約締結・交付決定後に公表される見通しで、今後は社会実装可能な監視・除去システムとしての実用化が焦点になります。

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関連情報: https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_11
お問い合わせ: https://powerlaser.co.jp/contact
公式HP: https://www.powerlaser.co.jp

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