ユニセフ(国連児童基金)は2026年1月27日、パレスチナ・ガザ地区で教育支援キャンペーン「Back to Learning(学びに戻ろう)」を拡大し、子ども33万6,000人に学習支援とメンタルヘルス/心理社会的サポートを届ける方針を示しました。今後約11カ月で必要な資金は8,600万米ドルとしています。

背景には、約2年半にわたる学校への攻撃などで学びが断絶し、学齢期の子どもの60%が対面学習をできていない現状があります。学校は90%以上が損傷・破壊されたとされ、幼児教育の崩壊により5歳未満で33万5千人超が深刻な発達遅延リスクに直面しています。

支援は、非正規教育のための多目的学習センター増設が柱です。ガザ全域で100以上の学習スペースを支援し、読み書きや基礎的な算数の機会を提供するほか、遊びや休息の場、安全なトイレや手洗い場も整備します。子ども1人あたりの年間費用は約280米ドルで、運営の透明性確保と確認作業の徹底も行うとしています。

「Back to Learning」は学校の復旧までの橋渡しとして、安全な学習環境へ早期に戻すことを目指します。一方、需要が高く待機リストもあるため、学習センターの増設と国際社会からの資金確保が今後の課題になりそうです。

【キャンペーン情報】
緊急募金:ユニセフ「ガザ人道危機 緊急募金」 https://www.unicef.or.jp/kinkyu/gaza
公式HP:https://www.unicef.or.jp
UNICEF:https://www.unicef.org

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