一般社団法人起立性調節障害改善協会は2026年1月、起立性調節障害(OD)当事者(本人または保護者)171名へのネット調査で、入浴時に不調を感じた人が73.1%(「よくある・ときどきある」)に上ると公表しました。不調が出やすいタイミングは「浴槽から出る瞬間」が32.3%で最多でした。

症状の内訳では、入浴中または入浴後に「立ちくらみ」27.6%、「めまい」21.4%、「ふらつき」18.1%が上位となりました。ODは自律神経の調整がうまく働かず、体位変化や血圧の変動で不調が出やすい状態を指し、入浴はこうした負担が重なりやすい場面といえます。

不調の頻度については「季節によって変わる」が41.5%で最も多く、環境要因の影響もうかがえます。同協会は、朝の不調が注目されがちな一方で入浴時の不調は共有されにくく、家庭で手探りの対策になりやすい点を調査の背景に挙げています。

今後は、浴槽から出る動作など負荷がかかる局面を意識し、ぬるめの湯や長湯回避、動作をゆっくり行うなどの工夫が広がる可能性があります。一方で症状が続く場合は、無理をせず主治医に相談する流れが重要になりそうです。

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公式HP: https://odod.or.jp

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