ワールド・ゴールド・カウンシル(本部:英国ロンドン)は2026年1月29日、報告書「ゴールド・デマンド・トレンド 2025年通年および第4四半期」で、2025年の世界の金総需要が5,002トンと過去最高を更新したと公表しました。金額ベースでも5,550億米ドルに達しました。

需要を押し上げたのは投資需要です。世界の金投資需要は2,175トンで、金ETF(上場投資信託)への年間増加は801トンでした。地金・金貨需要も1,374トン(1,540億米ドル)と伸び、中国は前年比28%増、インドは同17%増となりました。

中央銀行の購入も863トンと高水準でした。一方、価格高騰の影響で宝飾品需要は数量ベースで1,542トンと2024年比18%減少しましたが、金額ベースは1,720億米ドルで前年より18%増えました。日本では第4四半期に金価格が1グラム当たり2万円を突破し、地金・金貨需要は4.0トン(前年同期比52%増)となる一方、宝飾品は数量13.5トン(前年比11%減)、金額は15億米ドル(29%増)でした。

供給面では鉱山生産量が3,672トン(前年比1%増)となり、総供給量も過去最高でした。同協議会は、地政学的・経済的な不確実性が続くなかで、安全資産・分散投資先としての金需要の勢いは今後も持続する可能性があるとしています。

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公式HP: https://www.gold.org

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