サンディスクは2026年1月29日、エンタープライズSSDのベンチマーク測定で課題となるプリコンディショニングを短縮するオープンソースツール「Sprandom」を公開しました。大容量SSD(目安16TB以上)では定常状態の試験に時間がかかる点がボトルネックでした。
プリコンディショニングは、実運用に近い負荷を与えて性能を安定させ、再現可能な測定値を得るための工程です。従来はシーケンシャル/ランダム書き込みを長時間実行する必要があり、32TBドライブで160時間以上、64TB以上では数週間かかるとされていました。
Sprandomは、実際のランダム書き込みを模した手法をFlexible I/O Tester(fio)に組み込むことで時間を圧縮します。同社による目安では、32TBドライブのプリコンディショニングを6.2時間以下に短縮し、64TB以上でもわずか数時間まで抑えられるとしています。
同社は、Sprandomを通じて大容量SSDの性能評価に伴う技術的障壁を下げ、実運用に即した試験手法の標準化につなげる考えです。今後は、より高速なオープン規格の整備が業界全体の評価手順にどう浸透するかが焦点になります。
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企業URL: https://www.westerndigital.com/ja-jp
試験実施: Open Composable Compatibility Lab(https://www.opencomposable.com)
