ヴァレオとKapsch TrafficComは2026年1月29日、V2X(車車間・路車間通信)を使い、通行料金の支払いをリアルタイムに自動化するソリューションの開発とデモに向け戦略提携するとした。ライブデモは2月2日から5日まで、5G Automotive Association(5GAA)の会合に合わせて行われる。場所は米国で、発表の舞台はミシガン州トロイだ。
実証では、ヴァレオのセルラーV2X(C‑V2X)車載ユニットを載せた自動運転車と、Kapschのロードサイド・ユニット(RSU)が直接通信する。通信はPC5を用い、SAE J3217のメッセージ交換でセキュアな料金取引を自動開始し、取引記録の確定から商用処理までつなげる。メッセージはMicrosecの認証管理で保護し、双方向でやり取りするという。
狙いは、既存道路に「安全な接続性」を後付けし、運用コストの削減とドライバーの支払いストレス低減を両立することにある。両社は、ヴァレオのADAS・自動運転と車載通信の知見、Kapschの通行料金・ITS(高度道路交通システム)運用の経験を組み合わせ、オープン標準に基づく相互運用を目指す。ヴァレオの2024年グループ売上は215億ユーロ、Kapschの2024/25会計年度の収益は5億3,000万ユーロとしている。
今後は、5GAA会合でのライブデモ結果を踏まえ、V2Xベースの通行料金支払いの実用化と、複数事業者が参加できる相互運用可能なエコシステムの拡大に取り組む見通しだ。
【イベント情報】
ライブデモンストレーション:2月2日から5日、米カリフォルニア州サクラメントで開催の5G Automotive Association(5GAA)会合にて実施
公式HP:https://www.valeo.co.jp
