岡山大学は、火星の表層環境を模擬してその場分光実験や地形形成実験、探査用機器の性能評価・耐性試験を行える「惑星表層環境シミュレータ」を導入し、本年から稼働を始めました。導入は2025年10月で、情報は2026年1月23日に公開されています。設置場所は、鳥取県三朝町の岡山大学三朝キャンパス内、惑星物質研究所です。
同装置は、惑星表層環境模擬チャンバー(HP2233-KIA、穂高商会)と、ハイパースペクトルカメラ(SWIR-640、VNIR-1800、Hyspex)を組み合わせ、可視〜短波長赤外の広帯域で分光イメージングを可能にしました。ハイパースペクトルは、対象の「光の波長ごとの反射特性」を画像として取得する手法で、鉱物などの判別に用いられます。
また、防塵対策によりダスティチャンバーとしても利用でき、多数の予備ポートを備えることで外部機器の接続など拡張性も確保しました。文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に基づく研究設備の共用化強化の一環で、共同利用研究設備として学内外の研究者に開放します。
今後は、共同利用の拡大により、惑星表層環境の模擬実験や探査機器評価を軸に、惑星科学分野の研究高度化と、宇宙探査関連の研究・イノベーション創出が進むことが見込まれます。
【関連リンク】
装置概要(CFPOU)惑星表層環境模擬チャンバー: https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp/equipment/view/1414
装置概要(CFPOU)ハイパースペクトルカメラ: https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp/equipment/view/1415
岡山大学惑星物質研究所: https://www.misasa.okayama-u.ac.jp
問い合わせ(詳細): https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id15011.html
