東京科学大学発ベンチャーの東京医歯学総合研究所(東京都大田区)を中心とする「Voice Retriever」プロジェクトは2月11日、マウスピース型人工喉頭「Voice Retriever」が「第8回日本オープンイノベーション大賞」の内閣総理大臣賞を受賞したと明らかにしました。表彰式は2月9日に行われました。
同製品は、口や舌が動きマウスピースを装着できる人であれば装着初日から会話が可能とされます。日本国内では喉頭がん摘出やALS、人工呼吸器の使用などで年間約4,000人が失声に直面し、既存の代用発声法は数カ月の訓練を要する点や音質面が課題でした。販売開始は2025年4月で、累計利用者数は200名(自社調べ)としています。
評価の背景には、東京科学大学の特許技術を核に、スタートアップ、大手電機、電線専業、医療機器、全国の歯科クリニック・技工所が連携し、臨床家主導で開発から事業化まで進めた点があります。製造業と医療現場を横断した産学官・異業種連携のロールモデルとして位置づけられたとしています。
今後は2027年の医療機器としての薬事申請、2028年の海外展開開始を計画しています。AIによるより自然な声への変換や歌唱、多言語変換ソフトの開発も進め、普及目標として世界500万人を掲げています。
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