寺院運営支援のせいざん(東京都品川区)は2月18日、実相寺青山霊廟(東京都港区)で契約から年数が経過した利用者を対象に満足度調査を行い、契約年数が長いほど満足度が高まる傾向「経年優化」と、運営設計の5つの柱を示しました。郵送の無記名アンケートで91件配布し53件回収、回収率は58.2%でした。

調査は2025年12月に実施し、回答者の契約年数は平均6.38年(中央値6年、最小1年、最大12年)でした。総合満足度は「とても満足」60.4%(32名)、「満足している」39.6%(21名)で、不満側の回答は0%でした。契約10年以上では「とても満足」が80.0%となりましたが、単一施設・回答53名のため、統計的有意差を主張しないとしています。

背景には、永代供養墓や樹木葬、納骨堂で、契約後の管理不全や連絡断絶などのトラブルが問題化している状況があります。厚生労働省の統計では、墓の引越しに当たる改葬件数が2022年度に15万1,076件と過去最多でした。自由記述では満足点として「スタッフ対応」84.9%、「参拝の習慣化」71.7%、「清掃・管理」66.0%などが多く、運営側はホスピタリティや参拝体験の設計、クラウド寺務台帳「檀信徒カルテ™」による記録共有を含む5つの柱を挙げました。

今後は、契約後の満足度を定点観測して改善要望を運営に組み込み、記録共有と体験品質の管理で長期の信頼維持とトラブル抑止につなげる方針です。寺院向けには、満足度の可視化を起点とした運営改善支援の提供を続けるとしています。

【関連リンク】
実相寺青山霊廟 公式HP:https://aoyama-jissouji.net
せいざん 公式HP:https://www.sei-zan.net

PRTIMES

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