出光興産は2026年2月19日、徳島県小松島市の水田で、営農と発電を両立する「出光徳島営農型太陽光発電所」を稼働開始しました。農地面積は2.8ha(280m×100m)、設備容量は1,998kWで、可動式架台と両面受光型パネルを組み合わせた営農型太陽光発電として国内最大級(2026年2月時点、同社調べ)としています。
発電設備は太陽の動きに合わせてパネル角度を自動制御します。水稲の生育期(主に4~8月)は作物への日射を優先しつつ、パネル裏面でも光を受ける両面モジュールで発電低下を補い、非生育期は発電優先の角度制御に切り替えます。架台は高さ3.8mで、トラクターなど農機具が入れる作業空間を確保しました。
背景には、再生可能エネルギー比率を2040年度に4~5割程度、うち太陽光を23~29%程度とする目標がある一方、必要な設置面積が15~20万haとされ、適地の減少が課題になっている点があります。国内の農地面積は約440万ha(うち水田約240万ha)で、仮に農地の約5%を活用できれば、導入可能量は現在稼働している太陽光発電の設備容量の約2倍という試算も示されています。
出光興産は、発電収益の一部を地代として営農者に還元し、安定収入の確保につなげるとしています。今後は、営農型太陽光発電の普及に向けた協業スキームの拡充を進めるとともに、パネル遮光による温度緩和を生かし、水稲の高温障害への有効性も検証する予定です。
【関連リンク】
コーポレートサイト特設ページ:農業と太陽光発電を両立した「営農型太陽光発電」を現地からリポート!(2025年6月10日)
YouTube動画:「次世代営農型太陽光発電」で目指す農業と発電の両立
PRTIMES
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太陽光パネルの角度を自動制御する国内最大級の営農型太陽光発電所が徳島県小松島市で稼働開始
