インクルーシブデザインスタジオCULUMU(運営:STYZ)は2026年2月19日、ホワイトペーパーを公開し、国内在住シニアの移動課題を「生活成立構造」の観点から捉え直した調査結果と、生活が縮まないための「5つの視点」を示しました。調査は2025年8月〜2025年12月に実施し、免許返納済みまたは返納検討中のシニア5名へインタビューしています。
背景には、免許返納に加え、都市部と地方部での公共交通の差、家族構成や近隣関係の変化が重なり、高齢者の移動可能性が下がることで生活の質や尊厳に影響する「見えにくい移動格差」が生じているという問題があります。同社は移動を単なる交通の話ではなく、暮らしを維持する構造の一部として扱う必要があると位置づけます。
調査では、移動手段や外出頻度などの事実情報に加え、選択理由や背景を聞き取り、意思決定の構造を探索的に分析しました。その結果、移動が難しくなることで「選べる自由」「出かけたい意欲」「社会との関わり」「自分らしさ」の4要素が損なわれ、外出頻度を本人が自ら減らしていく過程があると指摘しています。
今後は、モビリティを移動手段ではなく「生活をどれだけ自分で組み立てられるか」の条件として再定義し、誰もが安心して暮らしを設計できる移動環境の整備が求められるとしています。
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詳細URL:https://culumu.com/downloads/senior-mobility
PRTIMES
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CULUMU、『超高齢社会におけるモビリティの意味とは – 移動ができないと、何ができなくなるのか -』を公開
