IHIグループのIHI原動機が開発する「舶用4ストロークアンモニア燃料機関」が、第60回機械振興賞の「経済産業大臣賞」を受賞しました。燃焼時にCO2を排出しないアンモニアを舶用エンジン燃料として実用化する技術基盤の構築が評価されたとしています。
背景には、海運分野で重油を使う舶用エンジンをカーボンフリー燃料へ転換する要請があります。一方、アンモニアは重油に比べ燃えにくく、着火や安定燃焼の条件づくりが課題でした。IHI原動機は2020年度から基礎検証を始め、着火条件の解明と連続燃焼条件の確立を進めました。
成果は実証航海でも確認されています。アンモニア燃料タグボート「魁」に向けた開発を推進し、2024年8月~11月に横浜港で実証航海を実施しました。航海ではアンモニア燃料の混焼率90%以上、GHG削減率90%以上を達成し、最大で約95%の混焼率も記録したとしています。
今後は、燃料アンモニアの利活用モデルの普及に向けた開発を進め、カーボンフリー燃料の早期社会実装と環境負荷低減に向けて、技術革新とインフラ整備を推進するとしています。
【イベント情報】
実証航海: 2024年8月~11月、横浜港
対象船: 世界初のアンモニア燃料タグボート「魁」
成果: 混焼率・GHG削減率90%以上、最大混焼率約95%、排気後処理装置後でアンモニア・N2O濃度ほぼゼロ
公式HP: https://www.ihi.co.jp
PRTIMES
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舶用4ストロークアンモニア燃料機関の開発が第60回機械振興賞「経済産業大臣賞」を受賞
