東海電子(静岡県富士市)は2026年2月24日、トラック・バス・タクシー事業者に関する行政処分(法令違反など)情報をAIで分析し、横断的に集約・可視化する情報サイト「Complyzer(コンプライザー)」の提供を始めました。運輸安全・交通オープンデータ活用AIプロジェクト「運輸安全AIラボ」の第四弾に位置づけ、現時点では無償で提供します。
同サイトは、国土交通省が毎月更新する行政処分情報を収集・分析し、検索やリスト、マップ表示などで整理して見やすく提示します。検索例として、去年の「トラック×事業許可取消」は18件、「過去12ヶ月×全業種×酒酔い・酒気帯び運行の業務」は12件、「去年×トラック×点呼実施率50%以下」は27件、「去年×貸切バス×疾病、疲労等による運行の業務」は18件といった結果を示しています。点呼は運行前後に運転者の状態確認などを行う安全管理の手続きです。
背景には、官民データ活用推進基本法(2016年12月施行)やAI法(2025年10月施行)などを受け、交通事故データや行政処分データといった公開データの利活用が重要になっていることがあります。東海電子は、最新かつ網羅的な情報を分かりやすく届け、事業者が自社のコンプライアンス状況を振り返る機会をつくる狙いです。
今後はUI改善と機能高度化を継続し、AIモデルの完成度向上に合わせて有償化も検討します。将来的には、点呼未実施事業所の近隣ヒートマップや、死亡事故が起きた事業所の違反傾向を基にした事故予測などの分析を目指すとしています。
【関連リンク】
運輸安全AIラボ:https://transport-safety.jp/ts_ai_lab
Complyzer(コンプライザー):https://complyzer.jp/penalties
国土交通省 行政処分検索:https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03punishment/cgi-bin/search.cgi
東海電子コーポレートサイト:https://www.tokai-denshi.co.jp
