セレンディクス(兵庫県西宮市)は2026年2月25日、東京大学生産技術研究所の千葉実験所(柏キャンパス内)で、3Dプリンター製モルタル耐力壁の構造性能を確かめる加力実験を実施し、耐力・変形性能・破壊性状のデータを取得しました。試験体はA〜Fの6種類です。

実験は横方向から力を加え、引張材の違いが性能に与える影響を比較しました。具体的には、鉄筋、GRC、ケーブル(PC鋼より線)、炭素繊維シートのほか、縦積層とトラス構造を組み合わせたタイプなどを対象にしました。

同社の3Dプリンター製モルタル部材は、現行の建築基準法上「指定建築材料」に該当せず、同社モデルではRC構造の周囲にある非構造材として扱われています。同社は、型枠ではなく構造体として活用するため、科学的なデータ整備を進めています。

今後は今回の要素実験データを基に、2027年度に実際の建物スケールで耐震性能を検証する実大実験を計画しています。データ蓄積を通じて国土交通大臣認定や型式認定の取得を進め、構造体としての確立と普及、低コスト化につなげる方針です。

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公式HP: https://serendix.com

PRTIMES

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