認定NPO法人REALs(Reach Alternatives)は2026年2月25日、UN Womenトルコ事務所と協働し、日本政府の資金支援を受けて「ジェンダーに配慮した防災ガイドライン」のトルコ語版と英語版を発行した。2023年2月6日のトルコ大地震では犠牲者が5万人以上とされ、災害対応の質が問われている。

ガイドラインは、災害時に女性と女児が直面しやすいリスクを減らし、女性を防災の主体として位置づけることを狙う。背景には、トルコ大地震や2011年の東日本大震災で、避難所のプライバシー欠如に伴うGBV(ジェンダーに基づく暴力)リスクの増大、性と生殖に関する健康(SRH)サービスへのアクセス低下、無償ケア労働の増加、意思決定からの排除が顕在化した点がある。

内容はチェックリスト型の実務ツールで、照明や施錠、WASH(水・衛生)設備の配置などの最低基準に加え、GBV対応SOP(標準手順)やPSEA(性的搾取・虐待の防止)対応フロー、迅速評価・データ収集手法、職員向けサマリーカード、記録様式を盛り込んだ。トルコの市民社会団体へ20団体に配付し、被災者女性100名以上を対象に啓発セッションを行う予定だ。

今後は、配付と啓発を通じて現場の理解を広げ、平時からジェンダー視点を組み込む体制づくりが進むかが焦点となる。支援団体・公的機関の運用に反映されれば、災害時の二次被害抑制や支援の公平性向上につながる可能性がある。

【関連リンク】
公式HP:https://reals.org />活動報告書:https://reals.org/about/document.html />寄付・ご支援:https://reals.org/support/donation.html />マンスリーサポーター:https://reals.org/monthly/index.html />あなたにできること:https://reals.org/support/index.html

PRTIMES

Share.