ZettaJoule Inc.は2026年2月27日、Texas A&M Engineering Experiment Station(TEES)と、高温ガス炉の研究炉建設に向けた基本合意書(MOU)を結びました。計画では高温ガス炉「ZJ0」をTEES Nuclear Engineering & Science Center敷地内に、既存研究炉に隣接して整備し、熱出力は30MWth、プロセス熱は最大950℃を想定しています。

役割分担として、ZettaJouleがZJ0を設計し、TEESが炉の所有者となって規制上の許認可申請の主体を担う計画です。高温ガス炉はヘリウムなどのガスで冷却し、高温の熱を取り出せる原子炉で、合成燃料・水素製造、製鉄、化学、淡水化、データセンター向け発電など産業用途での活用が見込まれます。

両者は、この枠組みが今後10年間で最大10億ドル規模の研究連携や産業界との協業、連邦政府資金獲得の呼び水になる可能性があるとしています。ZJ0は、日本原子力研究開発機構の高温工学試験研究炉(HTTR)の運転で得られた知見をベースに改良・高度化した技術を用いるとしています。

竣工後は、テキサスA&M大学が全米で唯一キャンパス内に研究炉を3基保有する見込みです。先進材料や石油精製、ハイパースケーラー、NASA、米国エネルギー省などからの研究支援獲得につながるかが今後の焦点になります。

【関連リンク】
詳細URL: https://shorturl.at/FzVUh
公式HP: https://www.zetta-joule.com

PRTIMES

Share.