NVIDIAは2026年3月1日、スペイン・バルセロナで開催中のMobile Worls Congressで、世界の主要通信事業者・インフラプロバイダーと共同し、AIネイティブでオープンかつ安全・信頼性の高いプラットフォーム上に次世代ワイヤレスネットワーク(6G)を構築する取り組みを明らかにしました。参加企業にはBT Group、Cisco、Deutsche Telekom、Ericsson、Nokia、SK Telecom、T-Mobile、ソフトバンクなどが含まれます。
狙いは、6Gが「フィジカルAI」(現実世界で自律的に動作するAI)を支える基盤となり、数十億台規模の自律型マシンなどを接続する将来を見据え、従来の無線アーキテクチャでは満たしにくいセキュリティや信頼性、運用の複雑性といった課題に対応することです。相互運用性の確保に加え、サプライチェーンのレジリエンス強化やイノベーション加速も目的に据えます。
中核となるのは、AIを無線アクセス網(RAN)・エッジ・コアまで一体で組み込む「AI-RAN」アーキテクチャです。オープンソースやアクセス可能なプラットフォーム、共同研究開発、官民連携(米FutureG Office主導のOCUDUなど)を通じ、ソフトウェアで機能を定義できるオープンでプログラマブルな無線プラットフォームを推進します。関連する業界団体AI-RAN Allianceには現在130社超が参加しています。
今後は、官民連携や業界横断の枠組みを通じて、信頼できるAIネイティブ6Gのアーキテクチャと実装基盤の整備が継続される見通しです。標準化や実装の成熟度、参加企業間の相互運用の進展が、次世代のグローバル接続基盤づくりの焦点となります。
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公式HP: https://www.nvidia.com/ja-jp
