NPO法人ピルコンは3月3日、全国の10代~60代男女5,000人を対象にした「性教育と緊急避妊薬に関する意識調査レポート」をまとめた。学校で性教育を受けた記憶がある人は全体40.7%で、学んだ内容に満足している割合は18.0%にとどまった。若者世代(15~24歳)でも、受講記憶59.2%に対し満足は35.9%だった。

学校で学んだ内容は「体の変化・思春期」が59.3%で最多だった一方、当時もっと知りたかった内容は「避妊」16.2%、「妊娠・出産」14.2%となり、学習内容とニーズのギャップが示された。いま重要だと思う内容でも「避妊」24.3%が最多で、「妊娠・出産」17.4%、「性的同意・性暴力」14.9%が続いた。

情報入手は「インターネット」42.4%が最多で、「特になし」も33.4%あった。相談先は「特になし」が63.5%と突出し、「学校」3.6%、「医療機関」6.5%にとどまり、相談導線の弱さが浮き彫りになった。学習指導要領の内容制限を指す「はどめ規定」の認知は18.8%で、33.5%は「制限は一部残しつつ、性交・避妊は教えるべき」と回答した。

緊急避妊薬(避妊に失敗した後などに妊娠を防ぐ薬)の処方せんなしの薬局販売開始について「知っている」は14.1%で、周知不足が課題となった。入手時に知りたい情報は「販売場所」50.4%、「価格」43.5%が多く、希望価格は「3,000円未満」以下が累計72.9%だった一方、希望小売価格は7,000~7,500円程度とされ、負担感とのギャップも示された。今後は周知とアクセス整備、幼少期からの包括的な性教育、相談・支援への到達性を同時に高める取り組みが求められる。

【イベント情報】
イベント名:#ピルコンルーム no.48「性教育の『これから』を考える 2025年度活動報告会」
開催日:3月11日(水)
形式:オンライン
申込URL:https://pilconroom48.peatix.com
調査概要PDF:https://x.gd/tZawM

PRTIMES

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