2026年3月4日、日本建築防災協会の令和7年度「耐震改修優秀建築・貢献者表彰」で、久米設計が関与した2案件が受賞しました。旧本多邸(神奈川県逗子市、延床357.05㎡)は耐震改修優秀建築賞(設計担当)、北海道庁旧本庁舎(北海道札幌市、延床5,004.32㎡)は日本建築防災協会理事長賞と耐震改修優秀建築賞(監理担当)に選ばれました。
旧本多邸は、久米権九郎が関東大震災を踏まえて提案した「久米式耐震木骨構造」を活かし、2022~2024年に保存改修を実施し、2024年4月に竣工しています。木骨構造は、木と骨組みを組み合わせて耐震性を高める考え方で、文化財的価値を保ちながら安全性向上と長寿命化を狙います。
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)は、改修事業受注コンソーシアムの一員として、久米設計が2022年4月~2025年3月の監理を担当しました。同社は免震構造の設計実績が2025年12月末時点で167件あり、耐震・免震の知見を改修に展開しています。耐震改修は建替えに比べ資材投入を抑えられるため、環境負荷低減にもつながり、同社が掲げるCO₂排出量2030年までに50%削減、2050年カーボンニュートラルという目標とも整合します。
今後は、耐震改修と保存活用を両立させ、地域の拠点としての継続利用をどう設計・運用に落とし込むかが焦点となります。ストック型社会への移行が進む中、歴史的建築の価値継承と安全性確保を同時に実現する事例として、自治体や建築関係者の取り組みに影響を与えそうです。
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耐震改修優秀建築・貢献者表彰制度 詳細URL:https://www.kenchiku-bosai.or.jp/hyousyou
/>旧本多邸 デザインストーリー:https://www.kumesekkei.co.jp/designstory/zushi_honda_house.html
/>旧本多邸 YouTube:https://www.youtube.com/@ZushiHondaHouse
/>久米設計 公式HP:https://www.kumesekkei.co.jp
