琉球大学は2026年3月13日、モジュラー分散方式の陸上養殖技術「AQUAXMGRID(アクアエムグリッド)」の国際標準化を目指し、規格団体「AQUAXMGRIDイニシアチブ」を沖縄県中頭郡西原町で立ち上げました。2029年までにISO/TC 234(漁業・養殖分野)での標準化を目標に、国内外の企業・研究機関との連携を進めます。

AQUAXMGRIDは、飼育水槽と水処理を完全にモジュール化して分離し、ユニット同士をつなぐ標準接続インターフェイスを整備する分散型の仕組みです。ユニット追加による拡張で再設計を不要にし、複数種の生産にも対応できる運用を想定しています。トラブル時は該当ユニットを切り離して影響を局所化でき、段階的なスケールアップで財務リスクも抑える狙いです。

背景には、世界的な水産物需要の増加と海面養殖の制約があります。一方で従来の陸上養殖は大規模集約型かつカスタム設計が多く、専門知識の負荷、拡張の難しさ、水処理設備の初期投資の大きさ、立ち上げ期間の長さが普及の壁でした。小規模陸上養殖の独自予測では、2050年までに年間生産量5,490万トン、市場規模27.6兆円、雇用創出1,599万人と見込み、標準化による参入容易化が成長を後押しするとしています。

今後は技術標準とリファレンスモデル(標準的な設計指針)の策定、欧州の先進企業・研究機関との共同検証を進め、ISO提案から承認採択までの国際調整を本格化させる方針です。なお本取り組みは、JST「共創の場形成支援プログラム」(支援番号JPMJPF2012)の支援を受けています。

【関連リンク】
公式HP:www.aquaxmgrid.com
詳細URL:https://www.aquaxmgrid.com

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