ちゅうぎんエナジー(岡山市)は2025年12月26日、備前発条(岡山市東区)の第3工場に設置した太陽光発電設備による再生可能エネルギー供給を開始しました。パネル容量は200.99kWで、年間計画発電量は217,819kWhを見込み、CO2排出削減効果は年113トンとしています。これは杉の木約13,000本の吸収量に相当するとし、林野庁の情報を参照しています。両社は太陽光PPA(敷地内に設置するオンサイトPPA)サービス契約に基づき運用します。オンサイトPPAは、PPA事業者が需要家の敷地内に発電設備を設置し、発電した電力を需要家が購入して利用する仕組みで、設備投資の負担を抑えつつ脱炭素化を進めやすい点が特徴です。備前発条は自動車シート部品(アームレストなど)の開発・製造や委託加工を手がけ、GX(グリーントランスフォーメーション)の一環として第3工場で使う電力の脱炭素化と環境負荷低減を目指します。今後、地域企業の脱炭素需要の広がりに応じ、同様のPPA導入が増えるかが焦点となります。

Share.