つばめタクシーあんしんネットグループ(名古屋市中区、代表:天野朝之)は、公共交通の減便や高齢化で移動手段が不足する「交通空白地」への対応を強化します。対象は通院や買い物など日常移動で、同グループは10営業所・従業員数1222名の体制を背景に、地域密着型の送迎を拡充する方針です。
交通空白地は、人口減少や事業者撤退などで生活に必要な交通が確保されにくい地域を指し、移動の制約が暮らしの継続に影響します。同グループは、流し営業に依存せず、特定エリアで利用者と継続的に関わる送迎を想定し、顔の見える関係性の中で移動を支えるとしています。国土交通省も地域公共交通の確保・維持・改善に向け、行政と民間が役割分担し地域に応じた移動手段を構築する考え方を示しています。
人材面では、モビリティの多様化を見据え、タクシードライバーからバスドライバーを目指せる「キャリアアップコース」の創設を計画しています。地域巡回バスや施設送迎など定ルート運行で経験を生かす想定で、将来的に大型免許取得支援の制度化も視野に入れます。働く環境整備では、あんしんネットあいち長久手営業所で2026年に増築に伴うロッカールームのリニューアルを計画しており、詳細設計は検討段階です。今後は地域の声や社会変化を踏まえ、送迎の仕組みづくり、人材育成、職場環境整備を一体で進め、地域交通の担い手としての役割拡大が焦点になります。
