板金加工機械メーカーのアマダ(神奈川県伊勢原市)の富士宮事業所(静岡県富士宮市)が、「2025年度 緑化優良工場等経済産業大臣賞」を受賞しました。敷地約76.2ヘクタールのうち約44.1ヘクタールを占める広大な緑地「アマダの森」による生物多様性保全と、地域との連携が高く評価されたものです。
同賞は一般財団法人日本緑化センターによる「緑化優良工場等表彰制度(全国みどりの工場大賞)」の最上位に位置し、これまでの日本緑化センター会長賞、各経済産業局長賞を経て選定されます。富士宮事業所は2016年に会長賞、2021年に関東経済産業局長賞を受賞しており、今回で段階的に最高位に達しました。
評価対象となった「アマダの森」では、工場設立当初から緑地を維持管理し、多種多様な動植物の生息環境を保全。社員による継続的な生物モニタリングに加え、地域の小中学生向けフィールドワークの受け入れなどを通じて、環境教育や地域貢献にも取り組んでいます。さらに、雨水を一時的にためて浸透・浄化する「レインガーデン」と呼ばれる緑地機能向上策も導入し、グリーンインフラとしての役割を強めています。
アマダグループは今後も、生物多様性保全や省エネ型製品の提供を進める方針であり、製造業における環境配慮のモデルケースとして、他工場への波及がどこまで広がるかが注目されます。
【サステナビリティ情報】
アマダグループ 生物多様性の保全・再生への取り組み
https://www.amada.co.jp/ja/sustainability/environment/biodiversity/
source: PR TIMES
