東証スタンダード上場のウェルディッシュ(2901)は12月18日、2025年8月期の内部統制報告書で「開示すべき重要な不備」を記載した件について、改善の進捗を明らかにしました。管理部門の人員を従前の4名から6名へ増員し、開示体制も3名体制に強化したとしています。
同社は、事業成長に対して経理・決算に必要な専門知識を持つ人材が不足していたことや、経理・決算の責任者(2024年3月期まで代表取締役でもあった管理担当執行役員)に業務不備が複数生じたことが背景にあると説明しました。一方で、監査は法定期間内に完了しており、決算・財務報告書類は無限定適正意見を受けているとしています。
再発防止策として、2026年8月期第2四半期末までに体制是正を完了する方針です。具体的には、公認会計士1名の追加採用予定、社内ITツール拡充、J-SOX(内部統制報告制度)の業務フロー強化として締め日や証憑回収ルールの追加整備、さらに連結決算で外部専門家の支援範囲を拡大(監査人向けフォーマット作成や開示資料の事前確認、研修など)するとしました。販管費増は2025年8月期の業績予想に織り込み済みで、現時点で想定外の費用増はないと述べています。今後は第1四半期決算発表時までに業績予想を算出し、改めて公表する予定です。
source: PR TIMES