インターネット関連サービスを手がけるエックスサーバー株式会社(大阪市北区)は2025年12月、大分県大分市に対し「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)」を用いて1,000万円の寄付を実施しました。2025年11月に大分市佐賀関地域で起きた大規模火災の復興支援が目的で、災害発生の翌月に資金拠出を決めるなど、早期の支援につなげた形です。
佐賀関地域の火災は市街地に広く延焼し、多くの住宅に被害が及んだ深刻な災害でした。現在も避難生活やインフラの復旧作業が続いており、生活再建や地域経済の立て直しに向けた公的・民間の支援が求められています。企業版ふるさと納税は、自治体の地域再生プロジェクトに企業が寄付すると税負担が軽減される仕組みで、災害からの復興にも活用が広がっています。
同社はクラウドインフラやWebアプリケーション開発を主力とするIT企業で、社会課題や地域の状況を踏まえた支援活動を継続していく方針を示しています。今回の寄付金は、大分市が策定する復興関連事業に充てられる見通しで、住宅再建や地域コミュニティの回復など具体的な使途が今後明らかになるとみられます。今後は、他企業による同様の寄付の広がりや、中長期的なまちづくり施策との連動が復興の速度と質を左右しそうです。
source: PR TIMES
