不動産クラウドファンディング事業を手がけるクリアル株式会社は2025年12月5日、SBIホールディングス株式会社など6社を割当先とする第三者割当による新株式発行を決議しました。あわせて、中央日本土地建物株式会社、日本航空株式会社(JAL)との間で資本業務提携を結び、SBIホールディングスは追加出資によりクリアルの持分法適用会社となる予定です。これにより、主要株主である筆頭株主およびその他の関係会社の構成が変わります。
今回の増資には、SBIホールディングス、政府系ファンド系VCであるJICVGIオポチュニティファンド1号投資事業有限責任組合、中央日本土地建物、きらぼしキャピタル東京Sparkle投資事業有限責任組合、日本航空が参加します。発行株式数や調達金額は公表資料で詳細が示されており、不動産DXやクラウドファンディング事業の拡大、システム投資、提携先との新サービス開発に投資される見通しです。SBIとは2023年1月31日にも資本業務提携と第三者割当増資を実施しており、今回が追加出資となります。
クリアルはSBIとの連携強化に加え、デベロッパーである中央日本土地建物、航空大手JALとの提携を通じて、不動産投資商品や会員向けサービスの多様化を図るとみられます。新株発行に伴う株式希薄化やガバナンス体制の変更が今後の株価や経営戦略にどう影響するかが、投資家の注目点となりそうです。
source: PR TIMES
