シンガポール発のコリビング大手と三菱地所の合弁会社、Hmlet Japan株式会社が、2024年通期で黒字化を達成した経緯がラジオ番組で明かされました。2019年設立以降、東京・大阪で約1700室の家具付き賃貸住宅を運営しながら、コロナ禍による外国人入国制限で長期の赤字に直面してきたといいます。

ニッポン放送「デロイト トーマツ グループ presents 新井恵理那 Leader’s NEXT」(毎週水曜21:00〜21:30)に出演したHmlet Japan代表取締役社長の佐々木健一氏は、自社の「フレキシブルリビング」事業を、ホテルと賃貸の中間に位置し、予約から支払いまでをウェブで完結できるサービスと説明しました。外国人の入居審査にも対応し、テクノロジーと不動産を組み合わせることで、従来の賃貸契約の手間を減らす狙いがあります。

一方で、2020年3月以降の入国制限により、想定していた外国人需要が消失し、赤字が継続。佐々木氏は、2024年の黒字化に至るまで、国内需要の開拓やコスト見直しなどの試行錯誤が続いたと振り返りました。これから起業を目指す人には、「想像しているより数倍から10倍は大変」としたうえで、「事業を通じて何を社会に提供したいのかを確認する作業が、継続性に直結する」と助言しました。「生きているだけで、丸もうけ」という自身のモットーも紹介し、逆境下でも挑戦を続ける姿勢を強調しています。今後は、インバウンド需要の本格回復やテクノロジー活用の進展により、フレキシブルリビング市場の拡大がどこまで進むかが注目されます。

【番組情報】

デロイト トーマツ グループ presents 新井恵理那 Leader’s NEXT

毎週水曜 21:00〜21:30

パーソナリティ 新井恵理那

公式サイト https://www.1242.com/leadersnext/

radikoタイムフリー https://radiko.jp/#!/ts/LFR/20251112210000

ポッドキャスト https://podcast.1242.com/leader-next/

source: PR TIMES

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