サントリーは2026年、10月の酒税改正を見据えてビール事業の主要4ブランドのマーケティングを強化します。9月までは「ビールカテゴリー」(ザ・プレミアム・モルツ、サントリー生ビール、パーフェクトサントリービール)と「エコノミーカテゴリー」(金麦)の両輪で販売を伸ばし、10月以降は「プレミアム/スタンダード/機能」の需要に対応しながら、金麦の中味を“ビール化”してエコノミー需要を喚起する方針です。

2025年実績では、発売3年目のサントリー生ビールが業務用の瓶・樽の取扱店舗数を増やし、販売数量は前年104%でした。パーフェクトサントリービールもリニューアル後の中味・パッケージが好評で、販売数量は前年118%となりました。こうした伸長を踏まえ、同社は高品質なものづくりで「最高のおいしさ」を追求しつつ、新たな価値創出にも取り組みます。

ブランド別では、ザ・プレミアム・モルツ、同〈ジャパニーズエール〉香るエール、同 マスターズドリームで中味・パッケージを刷新し、プレミアム領域の訴求を強めます。主力の「ザ・プレミアム・モルツ」は“深いコク”“心地よい余韻”を目指して中味を進化させ、パッケージのベースカラーを金から紺へ変更します。サントリー生ビールは「沁(し)みわたるのどごし」を軸に中味とパッケージを刷新し、新ベースカラーに青を採用して訴求点を明記します。パーフェクトサントリービールは機能系ニーズの高まりを背景に、健康意識が高まる時期に集中的なコミュニケーションとキャンペーンでファン拡大を狙います。

金麦は2026年に発売20年目を迎え、9月までは季節限定品や食卓との相性を訴求する施策を展開し、10月にブランド3種の中味をビール化して価値を高めます。中期目標として販売数量3,500万ケース(633ml×20本換算)を掲げました。酒税改正を契機に商品設計と需要喚起を進められるかが、2026年後半の市場活性化の焦点になりそうです。

【関連情報】
サントリーは2026年1月13日からJリーグ(公益社団法人日本プロサッカーリーグ)と「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」トップパートナー契約を締結し、連携した情報発信・キャンペーンで顧客接点の拡大を目指す

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