北アルプス信濃の森工場が、持続可能な水利用を評価するAlliance for Water Stewardship(AWS)認証で最高位「Platinum」を取得しました。これにより「サントリー天然水」の国内4工場(九州熊本、奥大山ブナの森、南アルプス白州、北アルプス信濃の森)がすべて最高位となり、現時点で国内で最高位認証を持つのはサントリーグループのみです。2023年に九州熊本工場が国内初の最高位、2025年1月に奥大山と南アルプス白州が続き、今回で4拠点が出そろいました。
同工場は2021年竣工。グループ初のCO2排出量実質ゼロ工場として、太陽光発電やバイオマスボイラーなど再生可能エネルギーで操業電力の大半を賄います。工場内では水を5段階のグレードでカスケード利用し、取水・排水の高度管理を徹底。「天然水の森」による水源涵養、次世代環境教育「水育」、大町市の水と地下水環境保全協議会など流域連携も評価対象となりました。
AWSはWWFやThe Nature Conservancyなどが設立した国際機関で、水の保全とスチュワードシップ(管理責任)を促す枠組みを世界で認証します。サントリーは2021年2月にAWSと連携協定を締結し、国内初のメンバー企業となりました。2025年3月には国内メンバー4社で「ジャパン・ウォータースチュワードシップ(JWS)」を始動しています。
今後は、流域ごとの科学的データに基づく施策の高度化と、地域・行政・企業の協働強化が焦点です。2030年の環境目標では、世界の自社工場の半数超で使用水の100%以上を水源に還元する「ウォーター・ポジティブ」を掲げ、取り組みの拡大が見込まれます。
【関連リンク】
サントリーグループのサステナビリティ https://www.suntory.co.jp/sustainability/
サントリーグループの水資源 https://www.suntory.co.jp/sustainability/env_water/
サントリー天然水 九州熊本工場 AWS最高位取得 https://www.suntory.co.jp/news/article/14327.html
サントリー天然水 奥大山ブナの森工場・南アルプス白州工場 AWS最高位取得 https://www.suntory.co.jp/news/article/14743.html
ジャパン・ウォータースチュワードシップ(JWS)始動 https://www.suntory.co.jp/news/article/13850.html
JWS関連情報 https://www.suntory.co.jp/news/article/14788.html
source: PR TIMES
