TREホールディングス傘下のタケエイは12月18日、石川県輪島市の要請を受け、能登半島全域の「能登復興・産業創出支援プロジェクト」に取り組むとした。12月17日に輪島市役所で概要を説明し、輪島市で4事業を開始する計画(案)を示した。

背景として、同社が2002年に設立した門前クリーンパーク(輪島市門前町)の管理型最終処分場は、2024年元日の能登半島地震で被害を受けたが復旧し、2024年8月に開業。現在は災害廃棄物の受入れを最優先としている。さらに同社グループは、同地震と2024年の奥能登豪雨で発生した災害廃棄物処理を、行政や業界団体と連携して支援してきたという。

計画(案)の柱は①素材生産や林道整備、間伐・再造林を進める森林再生②輪島市内で木質バイオマス発電所を設置し電気・熱の地産地消を促す事業③発電で生じる熱を使う閉鎖循環式の陸上養殖④輪島塗の原材料となる漆の木を市有地などに植栽する取り組み。今後は輪島市で事業化を進めつつ、産官学で連携し能登全域への展開を目指すとしている。

source: PR TIMES

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