株式会社ファイテックは2026年1月15日、山梨県の扇山付近で続く大規模林野火災の消火活動を支援するため、大月市消防本部へ林野火災用消火剤「FOREST DEFENDER」計500リットル(20Lポリタンク25本)を寄贈しました。焼損面積は大月市側で約111ha(1月15日18時時点)、上野原市側で約124ha(1月16日8時時点)と公表されています。

寄贈品は1月14日に同社工場から出荷し、翌15日午前に納品されました。同日、同社担当者が希釈方法や運用手順など使用方法を説明し、現場判断のもと地上での消火活動に活用されているといいます。林野火災は地形や気象条件によって再拡大・延焼のリスクが高まるため、初動から使える資機材の選択肢を確保する観点で早期提供を決めたとしています。

消火剤「FOREST DEFENDER」は、水で低濃度に希釈して散布するタイプで、燃え広がりを抑える難燃性能により防火帯づくりに役立つとされます。淡水だけでなく海水で希釈しても性能が変わりにくい耐塩性能を持つ一方、界面活性剤やPFAS(有機フッ素化合物類)など環境影響が懸念される物質は使用していないと同社は説明しています。

自治体の公表では、人的・建物被害はいずれの市側でも確認されておらず、大月市側は避難指示なし、上野原市側は77世帯145人への避難指示が1月15日19時30分に解除されています。現地では空中消火や地上での調査・警戒が続いており、今後も鎮火判断に向けて気象条件や再燃リスクを踏まえた対応が求められます。

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