ユアサ商事(東証プライム)は2026年1月5日、2026年を「極めて重要な節目の1年」と位置付け、長期計画「ユアサビジョン360」を2026年3月までに完遂させる方針と、2026年4月1日付で商号を「株式会社YUASA」へ変更する予定を示しました。4月からは新中期経営計画を開始します。
同社は「ユアサビジョン360」を9年間進めてきた計画の最終年度とし、期末まで結果にこだわって取り組む考えです。計画では「総合力・チャレンジ・コミュニケーション」をキーワードに、イノベーション(新しい仕組みや事業の創出)が常態化する企業グループを目指してきたと説明しています。
商号変更は、創業以来の歴史で培った強みを背景に、単なる売買仲介の商社機能にとどまらず、製品開発やソリューション提案などで「価値を創造する複合専門商社」へ進化する姿勢を明確にする狙いです。グローバル化が進む市場で、世界に通用するシンプルなブランド確立も目的に挙げました。
4月開始予定の新中期経営計画は策定の最終局面にあり、不確実な環境下でも成長性・収益性・効率性を重視します。「ユアサビジョン360」の成果と課題を分析し、変えるべき点と変えてはいけない点を整理したうえで構築し、経営資源の中でも「人財」に軸足を置く方針です。4月以降は全国で説明会を順次実施し、社員への浸透と実行力を高め、現場の行動変容につなげます。今後は商号変更と新中計の実行度合いが、収益体質や新領域での価値創造の広がりを左右しそうです。
