オークネット循環型経済ラボがまとめた2025年11月の中古車市場価格指数は、2008年7月=1として2.400となり、前月2.393から0.28%上昇しました。同月の平均取引価格は指数換算で1.646(前月比6.54%増)、金額ベースでは10月95万4,740円から11月101万7,198円へ6万2,458円増えています。指数は車種や年式など属性を統計モデルに組み込み「同じ品質の車」の値動きを測る指標で、会員流通データ(年40万台超)を基に東京大学エコノミックコンサルティング(UTEcon)の手法を活用して算出します。指数の伸びが小さい一方で平均価格が大きく上がったことから、相場自体の変動よりも高品質車の流通比率増が平均を押し上げた可能性が示唆されます。ボディタイプ別ではバン・トラックが2.48%上昇と最大で、ミッドサイズ、ミニバン、コンパクトも上昇し、ラグジュアリーは0.82%低下、SUVは0.92%低下でした。レポートは原則毎月20日を目途に更新され、指数の継続公開により中古車市場の実勢把握と分析精度の向上が期待されます。

【関連情報】

11月レポート https://www.aucnet.co.jp/aucnet-reseach/index/automobile202511_01/

source: PR TIMES

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