社会人の男女500人を対象にした調査で、仕事中にタイパ(時間対効果)を意識する人が95.0%に達しました。取り組みの最多は「タスク管理を行う」35.2%で、効果は「業務効率が上がった」33.8%が最も多い結果です。
調査は人材派遣・紹介などを手がけるR&G(埼玉県さいたま市)が2025年12月8日~15日にインターネットで実施しました。回答は女性321人、男性179人で、年代は30代が38.4%と最多、次いで40代24.0%、20代22.6%でした。
タイパのために行う工夫では、「同じ作業はまとめて行う」21.6%、「スケジュール管理を行う」10.6%が続き、業務や情報を整理して無駄を減らす傾向が上位に並びました。4位以下には「AIを活用する」「会議の内容を事前に共有する」「作業を自動化する」なども入り、デジタル活用や事前共有で手戻りを減らす動きが示されています(4位以下は順位のみ公表で、割合の明記は確認できた範囲で限定的です)。
タイパ向上の効果では「残業が減った」20.0%、「ミスが減った」19.8%が続き、効率化が労働時間の抑制や品質面にも波及している実感がうかがえます。有識者の佐藤政樹氏(スキンブルラーニングス代表)は、効率化で生まれた時間を学習や振り返りなど「重要だが緊急ではない活動」に振り向ける意義を指摘しました。今後は、タスク・スケジュール管理の徹底に加え、AIや自動化の導入がどの層で広がり、残業やミスの削減にどの程度つながるかが焦点になりそうです。
